背番号21 Roger Clemens (ロジャー・クレメンス)
右腕先発ピッチャー、1962年8月4日生れ
ロジャー・クレメンスは、1984年から20年以上も現役最前線でプレーしてきた、メジャーリーグを代表する豪腕投手。サイヤング賞7度受賞はレコード。通称ロケット。ロケットとは、文字通り、真っ直ぐ勝負で勝ち星をあげていくクレメンスを称したニックネーム。40歳を過ぎても95マイルを超える速球で勝負できる特別な選手です。
クレメンスは、1984年にボストンレッドソックスでプロ入り、13年間レッドソックスに所属し、1997年にトロント・ブルージェイズ、1999年にヤンキースに移籍。ヤンキースでは、1999年と2000年に念願のチャンピオンリングを手にすることができた。その後、2004年から、実家のあるテキサス・ヒューストンアストロズに移籍し、2007年にヤンキースに復帰する経緯となる。
2004年からのアストロズ、ヤンキースへの移籍は、公的に友人として知られるアンディー・ぺティットの誘いによるところが大きい。ぺティットとはトレーニングも同じメニューでやるほどの仲。かなり厳しいトレーニング。自身40歳を超えてもなお、25歳のつもりで(クレメンス談)かなり厳しいトレーニングをおこなっている。
プロ入り二年目の1985年には、一試合で20奪三振というメジャーリーグ記録を達成(現在でもこの記録は破られていない。後にランディー・ジョンソンもタイ記録となる20奪三振を成し遂げる)。
2000年には、ニューヨークメッツのピアッザとの真っ直ぐ勝負で、マウンドに飛んできた折れたバット(ボールではなく)を鷲掴み、一塁に走るピアッザに投げつけるという伝説をつくった。勝負に対する執念はなみなみならぬものがある。
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