メジャーリーグの楽しさ、その独特の雰囲気は、やっぱり本場のボールパーク(野球場)に足を運んで、アメリカ人のおっさんの隣に座って、ホットドックをほお張らないとわからないと思います。メジャーリーガーの超人的プレーだけでも確かに見る価値は十分ですが、「メジャーリーグ観戦」というのは、ボールパークでのすべてを楽しむことなんだと思います。どう面白いかを説明するのは難しいですから、みなさんは実際にニューヨークに足を運んで観戦してもらいたいと思います。以下は僕が思うヤンキース、メッツの面白さ球場などについての感想です。
球場の雰囲気
ヤンキースタジアムは古くささもありますが伝統に満ち溢れています。国歌斉唱でベースボールが始まりますが鳥肌がたちます。ベースボールのメッカですから当然です。メッツのシティーフィールドは家族連れで賑わいます。ヤンキースタジアムよりもどちらかといえば品がいいです。
メジャーの球場が楽しい理由はたくさんあります。
1.芝の緑が美しく、芝だけを見ているとなんだかピクニックにでも訪れたような気になります。
2.球場のアナウンス、オルゴールでの音楽は全て生演奏です。オルゴール弾きは87歳になるおじいさんが今でも現役で行っております。ちなみにアナウンスもおじいさんで名コンビといえるでしょう。ピンチの時、チャンスの時、球場が一つになって応援できるようにさまざまな仕掛けでアナウンスと演奏をしてくれます。
3.ホットドックと生ビール。やっぱりベースボール観戦で欠かせませんね。太陽のもと、青い芝のフィールドを見ながらのビールは格別です。
4.大人も子供のようになってもいいのがボールパークです。7回には「わたしを球場に連れていって」を大人も子供も熱唱します。恥ずかしくならないのはアメリカの球場だからでしょうか。
地元応援一辺倒のニューヨーカー
球場での人々はみんないい人たちです。
1.ヤンキースタジアムではヤンキースの応援を、シティーフィールドではメッツの応援をしていれば周りの人はすぐに友達になれます。それだけ敵チームに容赦なくブーイングをして、味方チームをひいきしています。みんなと一体になって応援できるのは楽しいですよ。
2.日本と違って相手チームの応援席、味方チームの応援席、というような場所はありません。球場全体の座席が味方チームの応援席です。どこに座ろうが味方をみんな応援しています。特に座席を気にせずに味方を応援しましょう。
3.相手選手が好プレーなどした場合、敵チームの選手であれ、惜しみなく拍手を送る潔さもあります。心が広いというか、みんな基本的に野球が好きなんですね。
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