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メジャーリーグ観戦のすべてコラム: 2007年07月 アーカイブ

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2007年07月11日

イチロー、MLBオールスターでMVP(Inside The Park Homerun)

野球好きの友人たちと、バーベキューをしながらガレージでオールスター観戦してきました。盛り上がりましたよ。しかも、イチローが、2007年のMLBオールスター戦で、3の3。しかも三打席目に、オールスター至上初のInside the park Homerunの珍記録を樹立。結果、オールスターのMVPに。また、新しい記録を作りましたね。

2007年のオールスターは、イチローの独壇場

たった今テレビで放映されたイチローの画像。MVPの授賞式に、MLBのセリグ会長から表彰されています。MVPつまりMost Valuable Playerですね。贔屓目なし、文句なしでMVPでしたね。まぁ、イチローの生涯目標の記録は、クーパーズタウンでしょう。


MVPを決めた、イチローの Inside the park homerun(動画)>>

オールスターゲームのMVP表彰式(動画)>>
イチローが、女性のレポーターからベタベタ触られています。

イチロー3の3とMVP表彰式サマリー(動画)>>

後日付記、7/13/2007イチロー契約更新記者会見(動画)>>


いやいや、楽しかった。イチローも楽しんでいましたね。妙にリラックスしており、Inside the Park Homerun(日本語で何といいましたっけ)のオマケつき。ケン・グリフィー・JRの頭上を越えた時には、2塁を蹴っていたのでは。あっという間にホームまで走り抜け、見ていた人はあっけらかんとしていました。足が速い!まぁ、普通だったら三塁打だろう、と解説者もいっていました。

その後も、テレビのアナウンスでは、イチローのFAの話題ばかり。100ミリオンという数字まで出てきて、前半部分は、イチローが何度もテレビに映されていました。本人は、終始笑っていましたね。


やっぱりいろいろと楽しみのあるオールスター

クアーズ(Coors)というビールメーカーがコロラドにありますね。コロラド・ロッキースの本拠地もクアーズ・フィールドという名前でもあるので、知っている人も多いと思います。アメリカでは有名なビールメーカーですが、そのコマーシャルが試合の途中に流れました。何と、主演は、小林たける。球宴という桧舞台の全米中継で、CMとはいえ放映された小林さんは、やっぱり凄い!アメリカでも現在最も有名な日本人(の一人)ではないでしょうか。バーの設定で、バーテンダーの背後にAll you can eat!と書いてあったのが笑えました。ドジャースの斉藤もいいピッチングを披露しましたし、日本人大活躍でしたね。


2004-10-11.jpg場内を沸かせたのはプレイヤーだけではありませんでした。2度のファールボールが、2度とも同じ左肩にお見舞いされた球審もその一人。さぞかし痛かったのでしょう。キャッチャーのポサダに「はやくお家に帰りたいよ」、と冗談を言っているところを、しっかりと放映されていました。この審判、実は、バリテックとA-ロッドの乱闘の際の球審だった、あの人です。左の写真が、2004年プレイオフ、ヤンキースとレッドソックスの乱闘の引き金となった、バリテックとA-ロッド。間の球審です。もはや野球ファンの中では一目置かれる存在に!?


バリー・ボンズ、昔のボールカードが出てきました。
今日はいいところが無かった、バリー・ボンズ。友達がいろいろと持ってきてくれたものの中に、バリー・ボンズのベースボールカードがありました。パイレーツ時代(桑田の所属するチーム)の非常にスリムな体型のころで、今日テレビに映っていたボンズとは別人のよう。

ステロイドの件もあり、いろいろ言う人もいますが、やっぱり今日もいろいろ言われていました。アメリカ人も大半の人が嫌っているようですね。薬物を使用しても700本は打てない、というくらい非凡な記録、というのは理解できます。だけれども、偉大な記録を作るのであれば、偉大な人物であって欲しい、そこが問題なのでしょうね。

2007年オールスタープレイヤー一覧

2007年07月04日

レッドソックス松坂、はやくも10勝(動画)

レッドソックスの松坂が、10勝目を挙げました。対戦相手は、岩村が所属するタンパベイ・デビルレイズ(デボレイと呼んでいます。ちなみに、ニュージャージーのNHLデビルズは、デボーズと呼びます)。

松坂、10勝達成!8回を1四球、9奪三振、岩村に3K。(動画) >>

↑上の動画で、「岡島選手に投票しよう!」というバーナーがバックネットの下に出ているのが見えます。球団を挙げて、岡島をオールスターへ強力プッシュしています。3三振した岩村は納得してなかったようですね。当然、名勝負となるはずでしたが、ストレートは来ず、変化球で勝負を避けられましたからね。可哀想っちゃあ可哀想でした。松坂としては、勝負よりも堅実に勝利を優先した、というところでしょう。

最近3試合の松坂:
前回松坂8K動画  前々回松坂9K動画 前々々回松坂8k動画


松坂のオールスター選出について
それにしても、松坂は、オールスターに選ばれなくてよかった。選ばれるのは栄誉なことだけれども、今年のボストンは、プレイオフがありそう。とにかく、それに集中することが大切だから、必要以上に露出する必要もないし、力を温存しておかないとね。サンフランシスコの往復だけでも疲れていたでしょう。

松坂の6月の防御率は、1.59。この数値はアメリカンリーグでは2位(エースのブラントンの1.58に一厘差で次ぐ)。この数字でも2勝しかできず、2失点のみの試合で2戦を落としている。それでも文句一つ言うことなく、試合をおうごとに凄みのある安定感を示してきた。この姿がチームを引っ張っているというのだろう。本人の視線はプレイオフにあるだろうし、「オールスターは、家族と過ごします、」と、さらっというのだから。カッコいいよね。見ていて何ともすがすがしい。

異例の扱い、松坂ひとりで8ページの特集
↓下は、スポーツマガジン、スポーツイラストレイティッドでの松坂特集。8ページに渡り特集された時の画像です。アメリカでも松坂株は急上昇中です。

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2007年07月02日

2007年、MLBオールスター選手一覧(イチローも)

7月10日、オールスター戦にファン投票で選ばれた選手が発表されました。イチローは、アメリカンリーグ外野手部門で3位の得票。7年連続の出場となります。

2007年 オールスター選手一覧
American League
POSITION PLAYER NAME TEAM TOTAL VOTES ALL-STAR
出場回数
C Rodriguez, I. Tigers 2,343,425 14
1B Ortiz, D. Red Sox 2,857,848 4
2B Polanco, P. Tigers 2,317,713 1
SS Jeter, D. Yankees 3,199,571 8
3B Rodriguez, A. Yankees 3,890,515 11
OF Guerrero, V. Angels 3,151,387 8
OF Ordonez, M. Tigers 2,715,389 6
OF Suzuki, I. Mariners 2,341,409 7
National League
POSITION PLAYER NAME TEAM TOTAL VOTES ALL-STAR
出場回数
C Martin, R. Dodgers 2,039,130 1
1B Fielder, P. Brewers 2,706,020 1
2B Utley, C. Phillies 2,112,142 2
SS Reyes, J. Mets 2,213,606 2
3B Wright, A. Mets 2,302,836 2
OF Griffey Jr., K. Reds 2,986,818 13
OF Beltran, C. Mets 2,511,242 4
OF Bonds, B. Giants 2,325,391 14

イチローはやっぱりアメリカでも全米規模の人気があるんでしょう。すでにオールスターの顔になっています。他に常連は、出場回数を見れば明らかですが、アメリカン・リーグでは、イヴァン・ロドリゲス、ジター、A-ロッド、ゲレーロ。ナショナル・リーグでは、ケン・グリフィー・Jr、バリー・ボンズ、といったところ。もはや、今オフシーズンの目玉は、イチローの移籍話題になるに違いありません。

イチローの成績は、現役選手でも首位打者

現役メジャーリーガー打率10傑
Player> G AB R H 2B 3B HR RBI BB SO SB CS AVG
1. I Suzuki*
1034 4417 727 1472 167 53 66 398 310 416 258 60 .333
2. T Helton*
1503 5388 1056 1787 431 31 293 1036 928 722 36 26 .332
3. A Pujols*
1011 3772 795 1246 276 12 266 807 543 428 37 22 .330
4. V Guerrero*
1536 5789 997 1880 354 39 352 1125 590 704 167 82 .325
5. D Jeter*
1757 7107 1330 2257 368 53 188 899 738 1231 256 69 .318
6. N Garciaparra*
1268 5115 871 1615 348 52 213 873 366 504 91 30 .316
7. M Ramirez*
1895 6859 1298 2147 455 17 481 1559 1097 1500 34 31 .313
8. M Ordonez*
1315 4997 809 1544 323 16 232 921 449 589 85 42 .309
8. M Piazza*
1855 6705 1029 2071 334 7 420 1299 750 1071 17 20 .309
10. A Rodriguez*
1825 7061 1432 2163 384 26 492 1426 865 1468 250 62 .306

この表は、現役選手のこれまでの総合成績です。そうそうたるメジャーリーグ現役選手の中で、首位打者。見事な成績です。SO(ストライク・アウト、三振)の少なさ、SB(ストールン・ベース、盗塁)でも際立った成績を残しています。

マリナーズ監督辞任

シアトルマリナーズのハーグローブ監督が、本日、辞任しました。突然の発表でしたが、前々から噂されていたことでしたから、特別に驚くということはないでしょう。

SEATTLE -- When Mike Hargrove realized he couldn't give his players what he asked of them, he decided there was only thing he could do -- resign as the Mariners manager.

意訳すると、プレイヤーの期待に添えなかった、ということでしょうか。現在のマリナーズの位置が、プレイオフを狙える場所にいることもあり、また、イチローを来期も引き止める目的でも、プレイオフ出場、ひいては、イチローにとってストレスのない環境を作ること、という球団の方針が影響したものだと思います。7連勝中という絶頂機にいる監督が身を引かざるを得なかった訳ですから、何かの画策があったのかもしれませんね。

辞任という形ではありますが、当然球団側の意思でもあり、自分から辞める旨の発表をするあたりは、武士の情けのようなものだったのでしょう。


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